NYJ Roster -総括-

長々とNYJのロスターを眺めてみたが。

基本的には、昨年の先発メンバーが結構残っていて、ユニットとしても成熟してる。
スーパーと呼べるほどではないにしろ、まずまずのレベルで安定してる。
層の厚さに不安があるポジションは多いのだが、主力の故障さえ無ければOK(・∀・)☆。

んで、強みと言えるのが、CB、DL、OL。
逆に不安なのが、WR、ST、あとはQB…？（なんちて）

続いては、これらのNYJのメンバーと対戦相手の比較。
比べる対象としてはやっぱりPatsだが、まぁ同地区３チームで診るか。


オフェンス力は、完全にPatsが図抜けている。
虎だライオンだいや象だって勝負してて、１チームだけキングギドラみたいな（意味不明）。
豚骨ラーメンだ醤油だいや塩だって言ってて、１人だけレバ刺し喰ってるみたいな（時事的に）。

特にWRに関しては、駒の質も量も多彩さも経験値も、他３チームが不安な中でPatsだけ余裕。
TEなんか、TEグロンクとTEヘルナンデスの“どっちか片方で充分だろ”コンビを擁する。
加えて、彼等を操るQBが、将来の殿堂入り間違い無しのQBブレイディ。

ラン攻撃は、Patsはそんなに際立つタレントはおらず、ここはBUF辺りの方が上。
RBジャクソン、RBスピラー、RBチョイスと、３番手まで先発経験者を並べてるし。
NYJはRBグリーン、MIAはRBブッシュと1,000ydsラッシャーを擁してるけど、２番手以降も加味するとBUF→MIA→NYJ→NEの順かな。

OLに関して云うと、先日少し触れたように、Patsには一抹の不安がある。
この点についてはNYJが上回り、地区はもとよりリーグでもかなり上位と思う。


一方でディフェンス力は、結構拮抗してる。
Patsは個々のタレントの能力に頼るというよりシステム全体で守る形なんで比較し辛いが、多分シーズン終了後にプロボウラーを多く出すのはNYJとBUF。

特に、守備ラインのメンバーは、BUFが地区ナンバー１かな。
後衛になると、NYJが勝っていて、NEとMIAは結構不安なユニット。


スペシャルチームは、KリンデルとPムーアマンのコンビを擁するBUFがベスト。
NEがそれに続き、MIA、NYJの順かな。


んで総合的に診ると―。

アレ？やっぱりBUFがバランスいいなぁ。
今年は本当に強いのかも知れない。

まぁ、QBフィッツパトリックの良い面と悪い面、どちらが出るかに左右されるんだろうなぁ。
２番手にQBヤングとQBシグペンのどっちが残れるかによらず、パッサーとしてチームを率いることができるのはQBフィッツしか居ないし。
むしろ、ラン中心に組立て、あとは破壊力を増したディフェンスで勝負する、というやり方で来る可能性は高い。
いずれにせよ、今季のAFC-Eastの、ひいてはAFCプレイオフ戦線全体の鍵を握るチームとなりそう。

うむ、ここは１つ、NEには２連敗でも１勝１敗でも良いから、必死でBUF戦を勝ちに行かねばならぬようだ。

その重要なNYJxBUFの対戦は、いきなり開幕週のSEP09に、NYJの本拠地のメットライフスタジアムにて。
そして第２戦は、BUF本拠地のラルフ・ウィルソンスタジアムにて、最終週のDEC30。
こんなWeek1とWeek17に持って来る辺り、リーグ運営陣もこの２チームに注目してんだろうなぁ。


BUFの駒不足なWR陣とQBフィッツのパスなら、NYJの守備はそんなに切り裂かれることは無い。
地上戦主体に来られると厄介だけど、そんなに大量失点はしないだろう。

よって、NYJのオフェンスとBUFのディフェンスの勝負が試合を分けそう。
そしてそれは結局のところ、BUFのDL陣とNYJのOL陣の争い、ここに尽きる。
BUFは、DE“スーパーマリオ”ウィリアムズ、DTダリウス、DTカイル・ウィリアムズ、DEケルセイという先発陣。
加えて、控えDEアンダーソン、パスラッシュスペシャリストDEメリマンと、元プロボウラーがまだまだ居る。
コイツ等を、LTファーガソンを中心に喰い止め、QBサンチェスがパスを投げる時間的猶予を作らないといけない。

ん～、いっそ、展開によってはアクセント的に、QBティーボウを使ってゴリゴリのラン攻撃を展開してみるのもアリなのか？
パスラッシュを逆手に取って、力押しでブチ抜いて、ディフェンスを疲弊させて、んでQBサンチェス投入でオーソドックスなオフェンスに切り替えて、またQBティーボウで目先を変えて、FBティーボウにTEティーボウも起用して（丁坊って何人居るんだ？）。
今オフのBUFのDLの補強も見越して、QBティーボウを獲得したのか？
だとしたら、フロント陣は慧眼だなぁ。

まぁ何にせよ、BUFのパスラッシュを阻止しないことには。
QBサンチェスの背中が汚れているかどうかが、この対戦のポイントだな。