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2012年5月31日木曜日

スラッシュに終止符。

スティーラーズ、万能QB“スラッ シュ”が7年越しの引退

んー、今更感はありありだが、感慨深いなぁ。
彼の全盛期のプレイは、観ていて本当に愉しかった。

リンク先の記事にもあるが、一応解説。

QBスチュワートは、小柄ながら運動能力とセンスに長け、色んなポジションを兼任する器用なプレイヤーとして名を馳せた。
ポジションを表記するとき、複数ポジションを列記する必要があるため、「QB/RB/WR/KR」といった具合に「/(スラッシュ)」を多用したのが、愛称「スラッシュ」の由来。

1997年にQBマイク・トムザックから先発の座を奪い、また奪われたりしつつも、期待以上の働きを見せてチームを牽引した。
ただ、活躍の時期とチームの低迷期が重なってしまうのが、心苦しいところだ。
最終的には2002年に遅咲きのQBトミー・マドックスに先発の座を奪われ、以後はCHI~BALと渡り歩くも、ほとんど活躍を見せることは出来なかった。

出場:キャリア8年、126試合(87先発)。
パス:2,358回-1,316回成功(55.8%)、14,746yds、77TD、84INT、QBrate70.7
ラン:560回、2,874yds、Av.5.1yds、38TD
レシーヴ:41回、658yds、Av.16.0yds、5TD
パント:6回、212yds、Av.35.3yds
※リターン成績はうまく拾えなかった

個人的には、QBに求められるのは正確なパスで安定した攻撃を構築することだと考えているので、ラン能力やライフルアームなんかにはそれほど魅力を感じない。
その点で云うと、TD数をINT数が上回っていて、プレイがチームの勝ち星に繋がらなかったQBスチュワートへの評価は、どうしても辛くなってしまう。

だが、そんなことは抜きにして、彼のプレイは面白かった。
次に何をしてくれるのかと期待させ、観客の視線を試合に釘付けにさせる魅力があった。
素直に好感が持てるプレイヤーだった。

別の観点から嬉しく思ったのは、もうNFLを離れて6年、退団からは9年も経つ彼を、ちゃんとチームの一員として引退させるPITの対応。
彼自身もそう願っていたことだろうし、ファンもチームと彼を誇りに思える。

こんな愛されるプレイヤーが、この先も末永く輩出されんことを。

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