NFL 2012 レギュラーシーズン勝敗予想 -Week17（最終週）-。

永らく続けて来たこの勝敗予想も、いよいよ最終週。
プレイオフ進出の12チームが確定する。

前回の記事のとおり、地区優勝は4地区で決定。

AFC-EastがPatsとJets、NorthがカラスとSteelers、NFC-SouthがSaintsとPanthersの一騎討ち。
NFC-EastはCowboys・Giants・Eaglesの三つ巴の戦いで、Cowboysが一歩リード。

ワイルドカードは、AFCは地区優勝が決まっていないEastとNorthの敗者復活戦。

一方のNFCは、三つ巴のEastと、Bearsが地区優勝決定済のNorthから。

いずれも、5チームに可能性が残り、2つの座を争う。

さて、どうなるか。

結果は、こちら。

	AWAY		HOME		WINNER
12月31日（月）	TB	-	ATL		ATL
	GB	-	MIN		GB
	HOU	-	IND		IND
	CAR	-	NO		NO
	CHI	-	DET		DET
	PHI	-	NYG		NYG
	JAX	-	TEN		TEN
	NYJ	-	BUF		NYJ
	CLE	-	PIT		PIT
	DAL	-	WAS		DAL
	MIA	-	NE		NE
	BAL	-	CIN		CIN
	STL	-	SEA		STL
	KC	-	DEN		DEN
	OAK	-	SD		SD
	ARI	-	SF		SF

最後なので、一戦ずつコメント。


TBxATLは、Falconsが攻守共に上回ると判断。
Buccaneersは故障等で守備ラインにベストメンバーが揃わず、期待通りのチーム作りを出来ていない印象。
ランでリズムを掴めて、プレッシャーも掛からない状態なら、QBライアンはしっかり試合を作って来るハズ。
逆に、QBフリーマンの方が自滅する展開も有り得ると読んで、11-29でFalcons。

GBxMINは、アウェイのGBが圧勝と読んだ。
おそらくVikingsのセカンダリー陣では、豊富なタレントを誇るPackersのレシーバー陣を抑え切れない。
敵となるのは、DEアレンと、ミネソタの寒波のみ。
それでも、QBロジャーズが自由自在にキャッチボールする映像が容易に浮かんだ。

HOUxINDは、既にプレイオフモードのTexansがどれだけのモチベーションを保てるか。
本予想だと、勝率でEastの地区優勝チームがトップに立つことが確定し、２位をNorthの地区覇者とTexansで争う。
よって、勝てばプレイオフのシード権・ホーム開催権に近付けるので、本気モード度は高いハズ。
だが、そんなところに水を差せるのが、大物ルーキーQBラック君と予想。
序盤から点差を開き、Texansが勝敗より調整に主眼をシフトするような展開に持ち込むことも。
これでColtsは8勝目で、ルーキーQBラックは勝率5割を達成、見事に攻撃新人王獲得。

CARxNOは、勝った方が地区優勝、負けた方はワイルドカードにも届かない、判り易いカード。
オフェンス力ならPanthersもなかなかに面白いのだが、やはり守備が不安。
ここはやはり、QBブリーズ率いるSaintsが地力を発揮し、艱難辛苦が続いた2012シーズンも乗り切って、逆境に強いNew Orleansを再びアピールすると看た。

CHIxDETは、既にNFC第一シードを確定させたBearsが、戦力温存策を取ると看た。
それなら、ワイルドカード争いで必死なLionsが負けるとは思えない。
QBスタフォード→WRジョンソンのホットラインがオーバーヒートするほど熱く繋がり、150yds、3TDの爆発を予想。
これでLionsは11勝目、他ゲームの結果にプレイオフの望みを懸ける。

PHIxNYGは、Cowboysを1勝差で追うチーム同士で、地区優勝には勝利が必須、しかもCowboysが負けなければならない。
死闘となるのは必至で、こんなプレッシャーの掛かるゲームでどちらが冷静にゲームを作れるか。
そうなると、大舞台に強いのはQBマニング率いるGiantsで、QBヴィックのEaglesには自滅の印象が付き纏う。
Giantsのフロント７をEaglesのOL陣が完封できるとは思えず、弱点のCBの穴を的確に突けるほどQBヴィックにテクは無い。
ここは昨季王者Giantsの意地に１票。

JAXxTENは、２年目のQBギャバートとQBロッカーの対決となるのだが、正直なところ、どちらかは既に先発から降ろされているのではないか？と思う。
生き残っているとしたら、ラン攻撃とOLに頼れるQBロッカーの方だが、パッサーとしての実力にはかなり疑問符。
ここは一つ、ベテランQBハセルベックが再びスナップを受けているという、そんなんアリか！の予想。
それなら、コンダクターとしての実力差がモロに出て、Titansが勝利と予想。

NYJxBUFとCLExPITは…後回し。

DALxWASは、DALが勝利で12勝目、自力で地区優勝を掴み取ると予想。
やはりカギとなるのは、RedskinsのOL陣。
リーグの至宝たるOLBウェアを止められるとも、RBの走路を切り拓けるとも思えない。
あと、故障者続出のQBロモのターゲット陣も、この頃にはベストの状態に持って行けているという願望も込めた。

MIAxNEは、順当にPatsが勝利。
どのポジションを比較しても、Dolphinsが勝る点はなかなか見出せない。
あまり深くは語る要素も無く、Patsが13勝目。

BALxCINは、Bengalsが勝つというより、カラスが負けることが大事。
基本的には、RBグリーン=エリスのランを軸に、QBドルトン→WRグリーンのホットラインに託す形と思う。
ツギハギだらけのOLのパスプロが不安なので、大量点は望み薄だし、ここは守備が頑張るしかない。
BengalsのDL陣はなかなか破壊力に富んだ陣容なので、早い段階でQBフラッコをベンチに追い遣り、カラスのシーズンに幕を引いてあげるとしたい。

STLxSEAは、Ramsの守備フロント４とSeahawksのOLの勝負で前者が上回ると看た。
Ramsはパスターゲットが心細いが、流石に最終週となれば、WRクイック辺りが台頭しているハズ。
あとは大御所RBジャクソンに頼るとして、終始リードを保つ余裕の展開で勝利。

KCxDENは、QBマニングの復帰イヤー最終戦。
ここで引退…とかいう展開にしないためにも、来年以降に期待を繋げる意味でも、Broncosがパスオフェンス爆発で勝利と予想。

OAKxSDは、既に地区優勝を決め、この試合に勝ってもプレイオフのシード順も上がらないRaiders相手に、地元Chargersが勝利と予想。
まぁ、RaidersのDB陣だと、WRフロイドやTEゲイツ等の大型レシーバー陣に太刀打ちできない。
怪我がちなエースRBマクファッデンは温存するだろうし、Chargers圧勝も有り得る。

ARIxSFは、プレイオフのシード権を確保したい49ersが、低迷するCardinalsを一蹴すると予想。
CardinalsとしてはWRフィッツジェラルドとWRフロイドのツインタワーに託したいところだが、おそらくディープに投げる前にQBが49ersの守備フロント陣に潰される。
49ersはラン守備もしっかりしている、というか、かなり強固だし、得点を奪うのはかなり厳しい。
完封に近いスコアで決着かと。

さて、後回しにした２カード。

NYJxBUFは、既にPats勝利予想を書いてしまったので、地区優勝は決定済みであり、ワイルドカードの椅子を争う試合となる。
Bills攻撃の武器は、RB陣が繰り出すランの破壊力と、QBフィッツパトリックの思い切りに溢れたパス。
Jetsとしては、まずはランを止め、QBフィッツに投げさせる展開に持ち込みたい。
そしてDL陣がプレッシャーを掛けDB陣がINTを奪い、DB陣がしっかり守ってDL陣がカバレッジサックを奪う相乗効果を生みたい。
あとは、オフェンスが地道に得点を積み重ね、常にリードを奪って行くことが肝要。
Billsのパスラッシュ力はかなり強力なので、アウトサイドへの短いパスで目先を変え、ワイルドキャットやエンドアラウンド等の奇襲も積極的に仕掛けて行く。
あとは、QBサンチェスがしっかりとやってくれるハズ。
27-13でJets勝利、12勝目でプレイオフ確定！

CLExPITは、レギュラーシーズン最後にこんなお得意さんを用意してくれるとは、苦しかった2012シーズンを耐え抜いた御褒美か!?という、余裕の勝利。
これでWeek13から続いたカラスとの並走に終わりを告げ、地べたに横たわるカラスに一瞥をくれ、我がSteelersは地区優勝!!


さて、予想というより、願望的要素も多分に加味されたこの企画も、これにて落着。
最終結果は、別記事にて。